概要

  • ラス金網を張った後に簡易な枠部材RTフレームによって鉄筋を組み立て、RTフレームに沿ってモルタルを吹き付けます。
  • RTフレームが所定の断面構造を保持します。
  • 枠部材が異なる以外は従来の吹付枠工と同じです。

特長

  • ロックボルト工の二重管削孔ができます。
  • 最大性能が吹付枠工300と同程度で、工事費削減に有効です。
  • 景観が吹付枠工よりも柔らかく、自然風景に馴染みます。
  • 断面基準寸法がRTフレームの寸法であり、吹付中の出来形確認が容易にできます。
  • 枠内の排水性に富んでいます。

適用条件

  • 吹付枠工が施工可能な範囲に適用できます。
  • 法勾配は1:0.3程度まで施工可能です。

RTフレームの規格

【施工スパン】
 標準スパン

呼び名 スパン長(m)
1.0×1.0 1.2×1.2 1.3×1.3 1.5×1.5 1.7×1.7 2.0×2.0
RT
Ⅰ型
RT
Ⅱ型
RT
Ⅲ型
RT
Ⅳ型

目的に対する断面の選定

目   的 断  面
緑化基礎工
浸食や風化による不安定化の防止   
小転石や小岩塊の抜け出し防止
Ⅰ型・Ⅱ型
崖すい面の安定
岩の剥落や部分滑落の防止
Ⅱ型・Ⅲ型
表層部 0.5m程度の小崩壊防止 Ⅱ型・Ⅲ型
表層部 1.0m程度の小崩壊防止 Ⅲ型・Ⅳ型
表層部 1.5m程度の小崩壊防止 Ⅳ型
表層部 2.0m程度の中崩壊防 ロックボルト併用
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